写真館 二千年一夜






































































































































































































































































































吾川のひょうたん桜
〜夜景編〜
高知県吾川村
2005年4月9日






樹齢約五百年、樹高30m、根元廻り8m、県指定天然記念物にも指定されている桜の古木。
学名はウバヒガンですが、つぼみの形がひょうたんに似ていることからいつしか「ひょうたん桜」と呼ばれるようになった。
また、「ひょうたん桜」のある地区は元々「大藪」という字名でしたが、この桜にちなんで昭和33年に「桜」と改称されました。
桜の見ごろに合わせて地元の人達による売店、名物の桜ゼリー、手作り饅頭、特産のブンタンなどを販売しています。


〜goodtimeの追想〜

18時30分、薄暗くなり出した頃に三脚を立てらす場所を決める。
空は思った通り赤く染まりそうにないのでとりあえず適当な所に三脚を置いた。
空が青い時が勝負の瞬間。
どこどこの構図を押さえるか再度チェックして廻る。
19時を目前にライトアップし、シャッターオンが徐々に鳴り響いた。
こんな山奥でも桜を人目見るため足を運ぶ観光客は途絶えることなく、闇夜になっても次から次へとやってくる。

一通り撮影を終えて、行く当ても無い私はしばらくライトアップされた姿を眺めていた。
21時が近づくと宴会していた人達も帰り、残っているのは遅くに来た人達と数名のカメラマン達。
ベンチに寝転ぶと空から降ってきそうな真っ白な桜。
そのまま寝てしまいそうなくらい心地よさで、このまま長い年月が過ぎても惜しくないくらいだった。
本当にここへ来れて良かった。

21時を過ぎるとライトダウンするので明るいうちに機材を片付けて車へ戻る。
車にエンジンをかけた瞬間、ライトダウンし先ほどの明るさが嘘のように真っ暗闇となり、
数える程しかない民家の明かりが妙に切なく思うが、これが本来の光景なのであった。
今日の宿である、ドライブインの駐車場に向けて山を下りた。
寝る前に魚の骨が取れて、思わず嬉しさのあまりコーラーを買って一気に飲み乾した(笑)
21時40分、就寝。






写真館 二千年一夜