田ノ頭のシダレザクラ
長崎県波佐見町
2005年4月3日
田ノ頭郷の丘の中腹にある樹齢およそ百数十年、県下最大の枝垂桜。 毎年3月下旬、淡いピンクの花がいっぱいに拡がり、近くに子供の若木が2本ある。 シダレザクラはエドヒガン系で、萼筒がくびれて下部が膨れるのが特徴。 樹齢百数十年 樹高9m 幹回り1.0m 〜goodtimeの追想〜 神埼から嬉野へ移動。 お目当ての「納戸料の百年桜」は納戸料の桜は、地元の人にだけ愛されてきた無名な桜のため、 ネットで検索してもまったく情報が無かったので探すのに時間がかかった。 やっとのことで探し着いたが残念ながら葉桜。 茶畑の広がる小高い山にポツンと一本だけ桜の木があり、 それはまるで納戸料の町並みを見守る神のように思えた。 ちょうど空も晴れ渡り、満開になっていればさぞかし美しかったに違いない。 嬉野から波佐見へ移動。 町役場から南へ下った所に田ノ頭という地区があり、 しばらく走っているうちにシダレザクラのある所へ到着。 佐賀に着いた時は雨が降っていたが、それが嘘かと思うくらい青空が広がり暖かい春の陽気へと変わっていた。 知名度の低いローカルな桜かと思ったが、意外と訪れる人が多くて窮屈な撮影となった。 ここの桜も樹齢百数十年と若い木で、元気が良いのかどこよりも早く満開になり、 計画を立てる際、波佐見町へいつ訪れるか天気予報を見ながら随分迷ったが、 結果的には、午後から青空が見えたことで絶好のシャターチャンスとなった。 小浜へ行く前にもう1箇所、伊万里の明星桜を撮りに向かったが、 青空から曇り空へと変わり、次第に雨が降り出してきた。 開花状況は7分咲き、青空を待ったが結局、時間の関係で撮影は断念。 |