写真館 二千年一夜












































大阪城公園の梅林
大阪府大阪市
2005年3月6日






大阪城二の丸東部分にある約1.7ヘクタールに約1200本の梅が植えられている。
梅の種類は早咲きから遅咲きまで約90品種揃っているので、1〜3月と長い期間、梅の花を楽しむことができる。
大阪府立北野高校の卒業生が開校100周年事業として、
22品種、880本を大阪市に寄付した事で、昭和49年3月に開園となった。


〜goodtimeの追想〜

16時00分、梅林に到着。
何度も大阪城に来ているのに、梅林は見たことがないのでこんなところに梅林があることが意外だった。
太陽は既に西へ大きく傾き、空はチリが反射して白っぽくなっていたのであまり絵にならない。
やっぱり14時までには来なければ駄目だったか・・・
金熊寺が仇となったか・・・などいろいろと今日の反省をしながら梅林を歩いていると、
一際、ワイン色に輝いている梅が目に飛び込んだ。
西日が紅梅を照らし付けており、それは今まで見たことの無いような美しい色だった。
どんな被写体でもそうだが、朝と夕方の光は日中とは違う色へと変化させる。
桜なら日中が白色でも夕方だとオレンジ色に見えるように、
紅梅が西日に当たると、紅梅がワイン色のような色へと変化していたのだ。
あまりにも美しかったので、急いで機材をセットしてシャッターを押した。
金熊寺で時間ロスしたお陰で出会えた景色。
もし、少しでも早く大阪城に着いていたら、きっと紅梅の美しい姿には出会えてなかったに違いない。
紅梅が西日に当たると豹変することを教えてもらったと同時に、
美しい景色に出会えるのは、やっぱり一期一会なんだと思った。
今日は、この紅梅に出会えただけでも大きな収穫であり来た甲斐があった。






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