尾道水道の夕景
広島県尾道市
2005年2月13日
尾道市の市街部と向島の間の水道。 尾道大橋と新尾道大橋の2本の橋が掛かり、また尾道と向島間で多くの渡船が行き交いしていた。 ※水道とは陸地が両側に迫って狭くなった通路状の箇所のこと。 水の流れる道、あるいは船の通り道という意味。 海峡・水道・瀬戸の複数の名称を有するものもある。 〜ウィキペディア参照〜 〜goodtimeの追想〜 尾道水道を見て、あることに気付いた。 前回撮影した時よりも太陽の沈む位置がずれている。 3週間経てば10°以上も変わるから沈む位置がずれても不思議ではない。 本来ならギラギラ輝くはずの尾道水道が、太陽が右に寄ったため光が海に反射しなくなってしまった。 1年で1番美しい尾道水道が見れるのは、どうやら1月末くらいまでのようだ。 雲ひとつ無い綺麗な空が広がっているだけに残念だったが、 山に隠れた後、空一面が紅く染まり、それが鏡のように海も紅く染まった。 雲が無いからこそ見れる景色であり、そこを何度も横断する渡船が尾道の風情さを感じる。 高校3年間、毎日のように通って見て来た景色を、 今頃になってこの美しさに出会い、そして気付いたのも何かに縁なのかもしれない。 この景色は電車に乗っていても見ることは出来る。 この時間帯に電車で通過した人は本当にラッキーだと思うが、多分、殆どの人は車窓の景色に気付いてないかもしれない。 あの頃の私のように。 |