写真館 二千年一夜





若草山の山焼き
奈良県奈良市
2005年1月9日






奈良の若草山は標高342m、3つの山が重なっていることから、三笠山とも言われています。
その若草山の山焼きの行事は、 山に火を入れ山全体を燃やしてしまうという古都奈良の新年を飾る炎の祭典です。
宝暦10年(1760年)に奈良の興福寺、東大寺、春日大社の領地争いが元で始まったのが起源と言われていますが定かではありません。

〜若草山山焼きガイド参照〜



〜goodtimeの追想〜

2005年新年1発目の撮影は、若草山の山焼きである。
過去3度同じ場所で挑戦し、3年前は露出オーバー、2年前はフレーム失敗。
そして、去年は山焼きが始まる直前でフィルム巻き戻り、という素人以下の失敗で終わっている。
しかし、怪我の功名、失敗は成功の元、というポジティブな考えが翌年の撮影に活気付けられ、
今年は、過去のノウハウをすべて使って成功を収める自信があった。
今年も気合いを入れるために、前夜大阪入りして、早朝、奈良入りする去年と同じ工程を組んだ。
新今宮駅を5時20分に出発。
6時00分、1年振りに奈良へ到着。
いつもながら真っ暗な商店街を歩いて某ホテルへ目指す。
山焼きが始まるまでの時間潰し、奈良市内を見学したり天王寺動物園に行ったりしているうちに時刻は夕方へ移り変わっていく。
今年は、どうも火の燃え具合が悪く、早々と撤収している人もいたが、
何とか50分まで粘ってシャッターを切った。
火の燃え方が少し気になったが、やれることはすべてやったので、それなりに結果に自信があった。
4度目の正直・・・仕上がりを見てそう思った。
残念ながら山焼き具合はイマイチで今回も完成形にはほど遠い。
ただ、塔の露出、花火と塔の構図は過去最高の出来で満足しているので、
そろそろこの場所を卒業して来年は平城京跡にでも行ってみようかな。






写真館 二千年一夜