写真館 二千年一夜





おのみち住吉花火大会
広島県尾道市
2004年8月12日






おのみち住吉花火まつりは、元文5年(1740年、江戸中期)に尾道の町奉行に着任された平山角左衛門尚住翁が、
翌年の寛保元年(1741年)に住吉浜を築造され、尾道浄土寺境内にあった住吉神社をこの住吉浜に移して港の守護神とした。
その平山奉行の功績を称えるためと、住吉浜の海産物問屋の旦那衆が商売の繁盛と海上交通の安全を願って、
江戸中期頃から始められたもので、西の両国花火とさえ云われた華やかな花火まつりです。
全国でも珍しい『御神体みこし』を乗せた御座船が提灯船3隻、火船と共に、住吉神社前を出発します。
そして、尾道水道を渡御し、古式ゆかしい「提灯船の海上渡御」も魅力です。

〜公式・おのみち住吉花火大会HP参照〜


〜goodtimeの追想〜

地元にも関わらず花火はしばらく見ることは無いと思っていたが台風順延で平日開催となり撮影することになった。
個人的観覧場所は尾道大橋下からがオススメだが前回と同じでは芸が無いので
長年住んでいる勘を活かして新規開拓してみた。
花火大会前日、仕事帰りに尾道市街地に下りて撮影場所を探索。
千光公園を歩きながら撮影ポイントを探すが、木々などが邪魔して公園からは撮影不可。
その後、文学の小道を歩いて下り、千光寺付近からも撮影出来ることを確認した。
西国寺や福善寺辺りから撮れないものかと足を伸ばしてみたが観覧出来てもあまり面白くない。
尾道ならではの雰囲気を出すために何とか塔や寺がシルエットにならないものかと探したが、
今日の収穫はゼロに等しかった。
撮影候補地は、穴場スポットである尾道大橋の下、駅裏の山の中腹、千光寺付近くらいかな。
あと、向島からクレーンと花火との組合せも面白いかと思ったが、暑さと久々の山登りで向島まで渡る気力無くして断念。

当日、駅を降りて最初に向かったのは駅裏の山ではなく向島だった。
どうしてもクレーンと花火との構図が気になっていたので確認しておきたかった。
渡船で向島に渡ると、数名だが観覧客がいた。
渡船のおばちゃんに聞くと、仕掛(水中花火)は見えないが、打上げ花火は見れるとのこと。
最終的に尾道に戻り駅裏の中腹から撮影することに決めた。
ところが前日訪れた時は明るくて何とも思わなかったが、外灯が大いに支障となった。
今回で尾道の花火を撮影するのは3度目。
小さい頃から見てきた花火大会であるが、尾道に果たして1万発以上の打上げ数は果たして必要なのか疑問に思う。
古き漁港町らしく3000発をのんびり打上げるのも悪くは無い。

ちなみに花火大会終了後、尾道駅南口は大混雑するので踏切を渡って北口から入るとスムーズに入ることが出来る。






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