写真館 二千年一夜



































































熊山町納涼花火大会
岡山県熊山町
2004年8月8日






吉井川河川敷にてアユのつかみ取り大会、ライブ&生バンド演奏、盆踊りなどの催しが行われる。
1200発と規模は小さいが打ち上がる花火は美しい。


〜goodtimeの追想〜

熊山町?
どこにあるのかさえわからなかった地名だが、実はJR山陽本線沿いにあり、
いつも何気に電車で通過している街だった。
地図で調べてみると岡山県西部に位置する。
当日は、井原、玉島、総社、津山、三原と花火大会ラッシュでどれにしようか迷っていたが、
たまたま熊山も上がることを知ったがたった1200発だから大したことはないと思っていた。
観覧動員数も少なく、花火説明書きも詳細に書かれていなければ、
殆どの花火情報サイトにも紹介されていないまさにローカル中のローカル花火大会ではあるが、
どういう訳か熊山町に惹かれて訪れることになった。
今思えば、熊山町に訪れたのが切っ掛けでローカル花火大会の魅力にはまったのかもしれない。
担当業者は森上煙火。
プログラムの間に花火玉の大きさの説明をしていたことや、
「最後のフィナーレが花火師にとって最大の見せ場なので帰る我慢をしてください」
など、他の大会では滅多に流れてこないアナウンス。
これは主催者の案なのか、それとも森上煙火の案なのかはわからないが、
こういった気の利いたアナウンスは非常に素晴らしい。
規模が小さいだけに拍手喝采は無かったものの、
1時間たっぷり楽しませてくれた内容に機材を片付けながら心の中で思いっきり拍手させてもらった。
臨時便は出ないので終電に乗れるか心配したが、ホームも混雑しておらず簡単に乗ることが出来た。
長い待ち時間、手すり代わりにされる三脚、そして帰りの大混雑・・・
何だかローカル路線を歩むのも悪くないなぁと、この夏初めてそう思った。






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