成羽愛宕大花火
岡山県成羽町
2004年8月6日
江戸時代より続く伝統花火。 今から約300年前、成羽藩主であった山崎義方が、火の神・江戸愛宕権現を領地に勧進し、 その祭典として花火を行うようになったのが始まり。 町の商工会では、明治維新以来すたれていた「流星奉行」を復活させ、 大仕掛花火「大銀滝」をはじめ、ここでしか見られない仕掛花火12基が夜空を彩る。 当日は、国指定重要無形民俗文化財になっている備中神楽も披露される。 〜goodtimeの追想〜 毎年、7月最終土曜日に開催される成羽花火。 台風、河川増水で8月6日に延期になったため、ついに念願の成羽花火を見ることになった。 ところが、夕方、東の空が真っ黒なことに気付き今にも雨が降りそうな雨雲が広がっていた。 アメダスを見ると岡山山間部が大雨に・・・ 大雨で仕掛け花火が点火出来ない状態となり本日は打上げのみ、ということを知り、 一気に肩の力が落ちてしまった。 それでも市山煙火の打上げ花火を見てみたいので、 仕掛けが見れない残念な気持ちを押さえて成羽に向かった。 例年通りの開催ならすさまじい渋滞に見舞われるらしいが、今日は金曜日なのでさほど混雑していない。 それにしても山から発生している霧が半端じゃなく多い。 しかも無風で霧の動きが止まり、おまけに雨上がりなのにかなり蒸し暑い。 結局、大雨はただの夕立に終わり雨上がりの夕焼け空がとても綺麗だった。 中止の予定だった仕掛け花火はせっかくなので点火してみることになったが、結局火は付かず。 打ち上がる花火は綺麗だったがあっという間に煙の中へ・・・ 殆どの仕掛花火に火は灯らなかったが全長1キロに渡る大銀瀑は見事に成功し、会場から大拍手が鳴り響き これが成羽の花火なんだと僅かながら伝統花火を目に焼き付けることが出来た。 撮影にはならなかったが雰囲気は掴んだので今後の成功に繋がればと思う。 |