写真館 二千年一夜




泉谷の棚田
愛媛県五十崎町
2004年6月6日





地元の農家の努力により、ほとんど全ての棚田の耕作が行われており、五十崎町で最も景観に優れた棚田地区である。
急峻な山あいに開けた棚田の景観は、先人の農へのたゆまぬ努力を感じさせるとともに
周辺の山とうまく調和して素晴らしい景観を醸し出している。


枚数/95枚
水源/河川
法面/土羽、石積み
開発紀元/近代(明治)


〜goodtimeの追想〜


今日の撮影もいよいよ終盤へ向かい雨模様の天気もいつしか日差しが刺すようになっていた。
狭い山道を案内板に沿ってひたすら上り到着。
険しい山の斜面に広がる棚田は実に素晴らしくまさに天空の棚田と呼ぶにふさわしい。
昔の人は、何故こんな険しい山の斜面に棚田を開いたのだろうか?
何だか考えただけで気が遠くなる。
上空には、晴れた青空に大きな雲が流れてまさにシャッターチャンスと急いで機材をセットする。
しかし、非常に残念なことに空に一本の黒い線が過ぎる。
ここでもまたしても電線に泣かされてしまった。
どうやって電線を入れずして、この素晴らしい棚田を撮るべきか・・・
考えているうちに日差しは隠れ、青空が一転して雨雲へ変わった。
そして雨・・・山の天気は変わりやすい。




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