写真館 二千年一夜

教祖祭PL芸術花火


10年以上花火撮影をしているが、
実はPLの花火を観覧撮影するのは初めて。
8月1日固定日で平日に仕事を休んで挑めるほど楽な花火撮影ではないので、
どうしても土曜日じゃないと無理。
前回の土曜日は仕事で行けず、日曜日は萩に行ってしまったので、
今回はぜひともPLに行きたいと早い段階から決めていた。
しかし何分、遠い縁の無い未知なる場所なので、まずはすべてにおいて手探り状態。
事前のネット調査で過去いろいろ乗り越えてきましたが、
とりあえずそのネット調査を報告したいと思います。







実はPLの花火は最初からツアーで行く予定でした。
その理由は、もし車で現地入りするとなれば、
高速代、ガソリン代、駐車料金、有料席、トータルで15000円は超える算定。
これをツアーなら13000円ですべてクリアしてくれる。
(おまけに夕食弁当付き♪)
ツアーであれば良い席も確保してくれるだろうと、
5月下旬くらいからほぼ毎日、数社のツアーをチェックして予約開始を見つけては早々と予約を申し込みました。
本来ならこれで一安心、後は8月1日を待つだけ。
しかし、それではあまりにも面白くないので、
もし車で現地入りするとしたら・・・と仮定してネット調査が始まった。

ネット調査してまずわかったことは、
有料席であるローンパークが定番スポットということ。
ただワイドの花火を側面から見るというデメリットがあるので撮影向きではないが、
PL花火初心者にしては、ローンパークで雰囲気だけでも味わえていいかなと思ったのですが・・・
なんと今年は有料席が無し!
PL花火の存続が危うい噂は耳にしているが、
もしてしてこの有料席の販売が無くなったことがPL花火消滅の序章なのだろうか。
ちなみにそのローンパークの場所は何に使うのか・・・
もしかしてツアー団体席用!?
一応期待したが、どうも警察、救急車両の待機場になるとか、ならないとか・・・

ちなみに公表されている有料席はこちら。
スパヒルズ(大阪狭山市)
温泉付き♪
ローソンチケットで販売

エコールロゼ(イオン屋上)
抽選なので倍率高いかも


花火大会の有料席ではないが、
打上周辺で野外イベントがあり、
イベントの最後に花火が見れるらしい。
PL学園の近くなので意外と近いと思われるが、
花火を見るならともかく撮影出来るかどうかは不明。
PL花火 PLUSWIN ~夏の野外ステージと一緒にPL花火を楽しもう♪~」
PLUSWIN SUMMER FESTA 2015


有料席を失ったらどこで見ればいいのか、
今まで有料席で見てた人達は一体どこで見れば良いのか、
一般席がどれほど混雑するのか想像しただけで怖い。
そこでさらに深くネット調査を進めていく。
ありきたりな場所ではあるが、ここで撮影に適しているであろう一般的な観覧場所を記載してみた。

・府道35号線
 一番有名で大混雑するらしいが、観覧するには迫力満点。
 ただし狭い道路なので金網や電線で撮影には不向きかと思われるが、
 もしかしたら、それを避けられる場所(空き地や広場など)があるかもしれない。
 こればかりは現地調査が必要。

・狭山池公園
 視野が開けているが、大きなマンション(狭山池公園アーバンコンフォート)で花火が見えにくいかも。
 約3キロ離れており花火の迫力は欠けるが、水面に映り込ませる貴重な場所。
 以前まで穴場として紹介されていたが、近年混雑が目立つ定番スポットになりつつあるようだ。

 狭山池公園から撮影された動画

・石川河川敷
 距離はあるがのんびり見れる河川敷として有名。
 ただし場所によっては電線にかかる。
 こちらも約3キロといったところ。

 石川河川敷から撮影された動画

・ワールド牧場
 遠すぎるがのんびり観覧出来る有名な場所。
 花火の体感に拘らなければ楽しめる。
 遠花火撮影、夜景を絡ませようと思えばオススメ。
 5キロ以上は離れている。

 ワールド牧場から撮影された動画

・南旭ヶ丘団地内
 最近では記載されていないが何年か前に雑誌の穴場スポットとして紹介されている。
 しかし近所から苦情が来たのか、それ以来、掲載されることは無くなっているが、
 知る人ぞ知る最適ポイントのようで、毎年混雑しているらしい。
 距離は近いが、低い花火は木々にかかって見えにくいのだとか。
 数週間前から早々と場所取りされているので、
 余所者が場所取りする余裕は無さそう。

・喜志駅周辺
 南旭ヶ丘団地と石川河川敷の間くらいで、田畑が広がる穏やかな場所、視界は良好。
 ただし木々に隠れて低い花火は隠れてしまうのが難点。
 粟ヶ池から水面を写して狙えるかも。

 ・大鳥池周辺
 実は意外とネットに出ていないので上がってみなければわからない。
 ただ視野が開けている場所があるので、意外と見えやすいのではないかと。

 ・錦織地区
 方角からすればローンパークのかなり後方なのでワイド花火を側面から見ることになる。
 ただしこの地区の魅力は、PLらしい、PLだと一目でわかる写真が撮れるところ。
 距離にして3キロ。花火の迫力は感じられない。

 ・向陽台
 正面から45度斜めといったところだろうか。
 住宅団地なので視野は微妙だが、花火をウリに住宅販売しているので意外と見えるかも。


そんな感じで、ネットでは「PL花火の穴場を紹介!」などのHPやブログが山のようにあるが、
どれも雛形をコピーして作ったコピーサイトばかりで、これと言った情報や場所は特に無いような気がした。
ましてや去年からの使いまわしだろうか。
未だローンパークの有料席を記載しているHPもある(笑)
本当の穴場は、ネットに書いてしまった時点で穴場で無くなるので、
やはり現地に行って自分の足で探さなければならない。

ただ一つだけわかったことは、
花火を体感したければ府道35号線が良いが、撮影となると離れた場所の方が良い写真が撮れること。
特にワールド牧場は何の邪魔も無く、ワイドな花火と夜景を絡ませた写真を撮影されているようです。

やっぱりツアーが手堅いのか・・・
しかし、楽して良い写真が撮れるほどPLは甘くない!と思い、
過去のツアー客のレビューを調べてみたが、これといって参考になる情報は無く、
今年のツアーの動向を探ってみることにした。
※なお、下記の旅行会社は中国地方圏内発です。


・Y旅行
★今年は花火の前に入浴もお楽しみ!炭酸泉檜風呂や露天岩風呂、宝石湯など西日本最大の級のスパリゾートです!
★今年は屋上ビアガーデン(通常のお客様)にてご覧いただきます!
★炎天下での待ち時間や退場の待ち時間がありません!
花火の時間まで館内の温泉や岩盤浴、プールなどご自由にお楽しみ下さい!
~Y旅行 PL花火ととわくわく関空見学プラン2日間より抜粋~

一泊二日、ビアガーデン、温泉付きなので2万円以上の代金、予算オーバー。
そもそもビアガーデンの屋上で撮影が出来るのだろうか・・・
去年までY旅行を利用されている人にとっては、
ある意味、手軽に花火を楽しめる内容では無いプランなので、
毎年楽しみににしている人にとっては残念な内容である。


・Tックスジャパン
観覧場所は、前回までは、観覧席のブロックをお取りしていたのですが、
今回からは会場につきましたらお帰りの時間まで、
お客様各自ご自由に見て頂くようになっております。
会場へは15:00~21:30までの滞在を予定しております。
~メールにて問い合わせた返答より~

他の旅行会社より金額が3000円ほど高いので、
もしかして良い場所を確保してくれているのかと期待していたが、
まさかの現地自由行動。
しかも15時の時点で果たしてどこに場所が空いている!?


・Tトラベル

バスを降りたら自由行動です。
観覧場所は特に設けてありません。
~電話での回答~

去年と同じと言っていたが、当てにならない電話担当だったので、
HPのブログを見ると、去年の情報が載っていた。
雰囲気からして府道沿いの空き地ではないかと思われるが、
果たして今年もその空き地が利用できるかどうかは、Tトラベルの件があるので微妙。


・Rバスフレンズパック

臨時駐車場は花火の打ち上げ場所から約1kmの場所にあります。
臨時駐車場からも花火はご覧になれますが、打ち上げ場所により近いところに無料の見学場所があります。
(徒歩で約15分)
~夏の夜空を彩るPL花火芸術ツアーより抜粋~

臨時駐車場はどこなのか?
見学場所はどこなのか?
いろいろ問い合わせたが、出発の1週間前じゃないとわからないらしい。
1週間前だとキャンセル料が発生するんですけど・・・

ここに他県の旅行会社で見かけたツアーの詳細を見つけた。
バスの臨時駐車場は木材団地。
確かに打上場所から約1キロ離れており、迫力ある花火観覧が出来そうな気がする。
そして、それより近くで見たい人は自由行動というツアーが今年の傾向のようだ。

花火を見るだけなら正直近かろうが離れておろうが、目の前に電線があろうがどこでも良い。
写真を撮るとなればそういう訳にはいかない。
ツアーはまさに一か八か、撮れるか撮れないかはまさにギャンブルである。
ツアーのキャンセル料が発生するまでの期間、
これからもPL花火の詳細を追いかけて行こうと思います。
そして新たな情報がわかれば、追記していきます。

大して参考になりませんが、一応情報誌にもPL花火の情報が記載されています。
KansaiWalker関西ウォーカー 2015 No.12 [雑誌]





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